信用保証協会の審査日数は今までの取引状況によって異なるの?
融資枠を広げたい人、長期間にわたって返済を行いたい人、担保が無い人、保証人がいない人にとって金融機関で融資を受けることは簡単ではありません。そこで頼りになるのが信用保証協会になります。
その信用力は絶大でそのサポートを受けられることになればほぼ金融機関からの借入が可能になるでしょう。
しかしサポートを受けるにはまずは審査を受けなければなりません。今回は信用保証協会の審査日数は今までの取引状況によって異なるの?についてご説明させて頂きます。
信用保証協会の審査期間
信用保証協会へ保証委託の申込みをしてから審査が終了までどれくらいの期間が必要かとの疑問を持たれる方は多いです。では保証承諾までの一連の流れを見てみましょう。
①融資と保証の申込み
②必要書類の提出
③保証審査
④保証承諾
①の申込みは金融機関の窓口で申し込む場合と直接信用保証協会で申し込む場合に分かれています。次に②ですが金融機関で申込みをされた方は金融機関が融資適当と判断した場合は金融機関経由で書類を提出します。
③信用保証協会が保証審査をします。訪問や面談を行う場合もあります。その場合は日数が少し伸びます。そして④保証が認められると金融機関に「信用保証書」を発行します。
これまでにかかる日数は早い人で2週間、遅い人だと1か月ほどかかることもあるようです。では審査期間が短い人と長い人のちがいとは何でしょうか?
信用保証協会の審査の日数について
審査に時間がかかる人の多くが今まで取引実績が無い人になります。これは当然ですよね。実績が無い分、信用保証協会はお金を借りたい人がどんな経営者、もしくはどんな個人事業主、どんな会社なのかを調べなければなりません。
審査日数は自然に長くなります。反対に過去に取引が既にあったりする場合はどんな会社でどのくらいの利益を上げているか、経営者の人柄などもわかっているので審査日数が短くなります。
実際に審査日数は早い人だと1週間~10日、遅ければ1ヶ月程度の時間がかかります。
また、審査日数がかかる場合、必然的に融資までの期間も長くなります。その間の運転資金が不足してしまわないように注意をしましょう。
やはり、銀行担当者が信用保証協会の手続きについて慣れているかどうかというのも期間の長さに関わってきます。
「いつまでに資金が必要だからいつまでに返事が欲しい」というようにあらかじめ伝えておきましょう。
担当者の上司を含めて、資金の必要な時期を明確に伝えておけば、仮に新人融資マンが手続きを担当したとしても、その上司がフォローをするのが銀行業界というものです(その分、部下は毎日叱られてばかりで大変なんですが・・・)。
審査日数を縮めたい場合
審査日数を短くしたい場合は必要書類の事前準備を行いましょう。また審査面談や訪問の際にどんな質問にも答えられるようにしておき、担当審査官に信頼してもらえるようしましょう。
それと、最初の手続きを担当する銀行担当者を急かすことが大切です。
おわりに
信用保証協会の審査日数は今までの取引状況によって異なるのかどうかというテーマでお伝えさせていただきました。少しでもご理解が深まられたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。