信用保証協会の融資に必要な審査期間を短くするためには?
融資が必要な個人事業主、中小零細企業の経営者、創業したての会社や起業を考えている人にとって頼りになるのが「信用保証協会」です。金融機関で融資を受けにくい人の保証人になってくれます。
しかし誰構わず保証人になってくれるのではありません。一定の基準があります。審査は年々厳しくなってきていて簡単には通らないのが現実です。その上、選考期間はその人によって違ってくるようです。
今回は信用保証協会の融資に必要な審査期間を短くするためには?についてご説明させて頂きます。
信用保証協会の申込みとは?
信用保証協会に申込みする場合、「金融機関」もしくは「信用保証協会」の窓口に行かなければなりません。その他に地方自治体、商工団体でも取り扱ってる場合もありますが代表的な申込みはこの2つになります。
金融機関で申込みの場合は金融機関が融資適当と判断した場合に必要書類を金融機関を通して信用保証協会に提出します。
審査期間の定義
では実際にどこからどこまでの間が審査期間になるのでしょうか?
それは融資申込者が金融機関もしくは直接、信用保証協会に保証の依頼を申込みを行い、必要書類を提出後、担当者による訪問もしくは面談が終わるまでの期間にあたります。
審査にかかる期間
人によって審査期間は違ってきますが1か月は見ておいた方が良いでしょう。最低限、実際に融資を受けるまでの審査期間の運転資金は用意しておきましょう。
審査期間を短くするには?
審査期間を短くするには
・事前に必要書類を準備しておく
・金融機関の担当者に話をつけておく
・直接。信用保証協会に申込みに行く
・面接もしくは訪問日時をできるだけ早めに設定してもらう
以上の方法が効果的です。特に必要書類の準備は思った以上に時間と手間がかかります。書類を漏れなく揃えたり、記入ミスの無いように事前に確認しておくことが必要です。
金融機関から申込みをする場合は事前に金融機関の担当者に伝えておくと良いでしょう。
審査期間を短くしたい場合、訪問、面談日の設定もできるだけ早めに、可能であればこちらからも日時の提案を行いましょう。
私も銀行員として信用保証協会の申し込み書類を受け付けた経験が数多くあります。書類が多くて、そのうち少しの不備もあってはいけません。そのため、若手の銀行員で融資の経験が浅い場合は手続きが遅くなる可能性が十分考えられます。
そのため、銀行員が若い場合はやんわり融資経験が長いかどうかをチェックし、仮に一抹の不安があれば時々進捗確認の連絡をしておいて下さいね。
必要書類とは
必要書類についてお伝えします。以下にまとめました。
・信用保証委任申込書
・企業概要
・信用保証依頼書
・信用保証委任契約書
・個人情報の取り扱いに関する同意書
・確定申告書(決算書)
・商業登記簿謄本
・印鑑証明書
以上になります。これ以外の書類も人によっては融資に必要になる場合もあります。
おわりに
信用保証協会の融資に必要な審査期間を短くするためについてお伝えしました。
融資が必要な方々の一助になれば幸いです。