運転資金がマイナスになってしまう状況とその対策について

「運転資金がマイナスになってしまう・・・」という事態になれば経営者として非常に焦ってしまいますよね。そんな状況に陥りそうな場合は、銀行から融資をしてもらう必要があります。

融資の審査がスムーズに行けば何も問題はないのですが、審査の結果で否決になってしまったら企業の経営が立ち行かない事態にもなりかねません。

まずは運転資金がマイナスになってしまう状況がどのようなことなのについてご説明し、仮にマイナスになってしまった場合の対策について知っておくことは損ではないはずです。御参考にしていただけたら幸いです。

運転資金が不足してマイナスになってしまう状況とは

運転資金の計算方法は以下です。

売上債権(売掛金+受手)+棚卸資産-買入債務(買掛金+支手)

つまり、売上債権や棚卸資産が増えて、買入債務が減れば減るほど運転資金の必要額は増えます。逆に、売上債権がほとんどなく、買入債務が多額にある状況であれば運転資金の必要が無いということになります。

2016-10-26_14h25_33上記図のような状態であれば運転資金が必要な状態です。まず、売上債権と棚卸資産と買入債務の差額があります。入金するまである程度時間はかかる債権があるものの、仕入は先に発生する場合に運転資金は必要となります。

運転資金がマイナスになってしまうということは、おそらく日本語として少しおかしいのかもしれません。「運転資金がマイナスってお金が足りないってこと?」「それともお金が必要ないってこと?」という疑問が拭えず、少し分かりにくいです。

そのため、先程お伝えした運転資金の算出式を参考にします。

運転資金がマイナスとは「(売上債権+棚卸資産)<買入債務の状況」です。こうなれば計算式上運転資金はマイナスとなります。図解すると以下のようになります。

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上記図をみると、運転資金がマイナスになるというのは売上債権と棚卸資産よりも買入債務が膨れている状況ということになります。

売上債権と棚卸資産が多い場合に運転資金は必要となるので、上記のような場合は運転資金は不要であるという状況であることがご理解いただけるかと思います。

運転資金がマイナスだった場合の問題点について

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では、運転資金が不要な時に何か問題が発生するのでしょうか。

売上債権と棚卸資産などの流動資産よりも買入債務等の流動負債のほうが多い場合に運転資金はマイナスとなります。

この状況は、「運転資金が不要だから問題無い」という良い場合と「売上が減少して仕入れ先に支払を先延ばしにしてしまうなどで資金繰りがかなり悪化している」悪い場合に分けられます。

良い場合は売上が常に現金で入金されるようなビジネスモデルに見られます。具体的にはたいやき屋さんなどの現金商売です。たい焼き屋さんでクレジットカード支払いなんて見たことも聞いたこともないですよね。

あのような場合は入金は全て現金の可能性が高いでしょう。そのため、売上債権はほぼほぼゼロに近いことが考えられます。しかし、小麦粉や小豆・クリームなどのたい焼きの原材料の仕入れに関する支払は月末締め翌月払いなどになっているかもしれません。

明らかにキャッシュが回っている状況ですので、運転資金がマイナスでも問題ありません。

一方、売上減少の影響で資金調達をしすぎていて資金繰りが悪化した状態についてご説明します。

売上が減少したとしても、日々必要な資金はあります。従業員への給与支払や水道ガス光熱費、テナント料金などのランニングコストです。

売上が順調な場合は良いのですが、売上が減少してランニングコストの支払が出来なくなる可能性も十分考えられます。このような場合、仕入れのための支払時期を先延ばしすれば買入債務は膨らんでしまいます。

運転資金がマイナスになる場合で、このような資金繰りが切迫した状況も考えられます。

資金繰りを改善するために

最後に、運転資金がマイナスになったことで資金繰りが切迫して苦しい状況になってしまっている経営者の方へ、資金繰りの改善に有益な情報をお伝えします。

売掛債権を活かした資金調達方法であるファクタリングです。まず、ファクタリングとは売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで資金調達する手法です。

仮に銀行からの融資が受けられなかった場合も資金調達出来る可能性があります。何故なら、ファクタリング会社が審査で重視する点は売掛先企業の財務状況だからです。

前向きに検討される方は資金調達プロという1万社以上が利用したファクタリング紹介サイトで無料で利用できるかどうか確認してみるのも手段の一つではないでしょうか。

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